逆流(監督:北野 陽太)

逆流 スチール

暑い夏の日、真緒は四年ぶりに実家に帰ってきた。四年間、シングルファーザーの父ともろくに 連絡を取っていなかった真緒だが、急に婚約者を連れて帰ってきたのだった。彼女は思い出す。
母親が家を出たとき、優しく抱きしめてくれた幼馴染の佳苗の腕の感触を。実家での親戚の集い、旧友との食事、地元の河川敷、母親の写真。その全てが、何気ない日常から、母親や幼馴染の佳苗との記憶へと真緒を否応なく誘っていく……。記憶と幻想、そして日常が交錯する短編。

ジャンル:ドラマ
制作年:2024年
上映時間:19分
制作国:日本
脚本・監督・編集:北野陽太
脚本協力:松月倫太郎
撮影:松下由利ノ介
演出部:青田真 灰方媛慈 浦島将太 松月倫太郎
整音:青田真
録音:松月倫太郎 岩田陸人 佐藤克樹
音楽:松本清太郎
<キャスト>
陽梛ユリナ 三谷菜々美 小西有也 石村二郎 橋爪千真 藤井憂憂 大宮乃もも

監督 北野陽太 Yota Kitano

大学1年生から映像制作を始める。
『Decalcomania』(第35回早稲田映画まつり入選)『サワとリン』などの自主制作映画の他、CM やPVなどの制作も行う。初の長編作品『女』が、カナザワ映画祭2024期待の新人監督2024に入選& 早稲田映画まつり観客賞。映画配給レーベルCinemago配給のもと、2025年5月に劇場公開された。
最新作の短編『逆流』も現在映画祭出品中。
また、カラリストとしても多くの作品に参加。高級感のあるソリッドな映像から、色彩豊かで華やかな映像まで幅広いレンジのグレーディングが定評を集める。

コラプス(Collapse)(監督:Natsumi Kuriya / デンマーク)

コラプス スチール

一人の若者が、日常に美しさを見出す男との出会いの後、再び呼吸する方法を学んでいく。

制作年:2024年
上映時間:14分
制作国:デンマーク
監督、脚本:Natsumi Kuriya
プロデューサー:Kano Yoshizawa
メインキャスト:Matteo Serafimovski

監督 Natsumi Kuriya

日本出身の映画製作者。20世紀の芸術と哲学の学びを終えた後、映画への情熱を追求するためにロンドンに移住しました。現在の映画制作、映画批評、キュレーショナル上映のプロジェクトは、消えゆく家庭や都市空間、日常生活における神秘主義、ノスタルジアのあいまいさ、望ましい身体と食習慣、そして異なる文化における墓地といったテーマを映し出そうとしています。

When I Close My Eyes(監督:山口 優斗)

When I close my eyes スチール

あなたにとって大切な人は誰ですか?その人との写真はありますか?

ジャンル:ドキュメンタリー
制作年:2025年
上映時間:4分23秒
制作国:日本
監督:山口優斗/Yuto Yamaguchi
助監督:田中希光人//Kimito Tanaka
1stカメラオペレーター:梶村百花/Momoka Kajimura
2ndカメラオペレーター:山田紗友恵/Satoe Yamada
2ndカメラオペレーター:尾崎圭翔/Keisho Ozaki
録音:生田恵美/Emi Ikuta
<メインキャスト>
森川ひなの/Hinano Morikawa

監督 山口優斗 Yuto Yamaguchi

日本の大阪府出身。大学在学中に母を自死で失うという経験から、社会問題を扱った映像作品を制作する。関西大学在学中に自身の短編映像作品が国際映画祭に選出。2025年の現在は親子関係と自死をテーマにした長編映画を制作中。

水牛を失った今、何を挽けばいいのか分からない(Now That I’ve Lost My Buffalo I Don’t Know What to Grind)(監督:Allie Trigoso, Diane Christiansen/ アメリカ)

水牛 スチール

奇妙な手によって、コラージュの生き物は様々な形に組み立てられ、解体される。次は一体何に変身するのだろうか?

制作年:2024年
上映時間:5分23秒
制作国:アメリカ
監督: Diane Christiansen、Allie Trigoso

監督 Diane Christiansen

ビジュアルアーティスト、ミュージシャン、そしてソーシャルワーカーとして、絵画、ドローイング、ストップモーションアニメーション、そして大規模な共同制作インスタレーションなど、多岐にわたる活動を展開している。彼女の作品は、無常、相互関係、そして生と死、そして衰退のサイクルといったテーマを探求している。これらのテーマは、彼女の多様な作品群に一貫して貫かれており、人生のはかなさ、そしてその感情的・身体的プロセスへの深い関心が作品に表れている。
彼女の作品は、ニューヨーク、ロサンゼルス、テキサス州マーファ、デンバーなどアメリカ全土、そしてスコットランドのエディンバラなど、国際的に広く展示されている。近年の展覧会には、シカゴ現代美術館、シカゴ文化センター、シカゴ・アーツ・クラブなどがある。また、彼女のアニメーション作品は、世界各地のフェスティバルやギャラリーでも上映されている。

監督 Allie Trigoso

イリノイ州シカゴ在住のアニメーター兼漫画家。ダークコメディと奇妙なヒューマノイドが彼女の作品の柱であり、醜さ、執着、そして難しい人間関係をテーマにした物語も手掛けている。彼女は、レトロなおもちゃの遊び心と視覚言語に着想を得たミクストメディアアプローチを用い、手描きの被写体、ストップモーション、3Dモデリング、フォトマニピュレーションを組み合わせ、滑稽で悪夢のような世界を創り出している。アリーは現在、デポール大学でアニメーションを教えている。

零私 Reiwa(監督:原田 涼)

零私 スチール

「若い時には夢はあったけど」「もともと夢なんて無かった」「目標を見失った」「どう生きたら良いのかわからない」 社会を生きていく中で鬱屈とした毎日を過ごす人々。
この物語の主人公もまた同じような悩みを抱えている。
映像制作会社で働いている “ユミ” は、会社・家庭の人間関係の 中で、無気力で孤独な日々を 過ごしていた。 ある日、学生時代に仲の良かったシンガーソングライター “アスカ” から、ジ ャケット写真の撮影を依頼される。
アスカはユミとは対照的にメジャーデビューを控えていた・・・。
製作・脚本・監督:原田涼
撮影:森勇樹
照明:佐藤大真
録音:内田力丸
演出補:小川 信一朗
制作補:斎藤 こなみ
音楽:Shoki
主題歌「咲日」(サビ)
作詞・作曲:はらあやの
編曲:三井真一
<キャスト>
渡邊まど佳、はらあやの、ゆいこまち

監督 原田 涼 Harada Ryo

1997年生まれ。愛知県出身。
日本映画大学在学時に、日韓合作映画『さよならを迎えに』で脚本・監督を務める。同作は釜山国際映画祭の関連イベントで上映されると、おおぶ映画祭2020、第1回彩の国市民映画祭など、国内外の映画祭で上映された。
2022年には短編作品『夢覚め(ユザメ)』を制作し、下北沢で初上映・ライブイベントを開催し ている。TOKYO青春映画祭2023でも上映された。

ロウリュ(Löylyy)(監督:Tuomo Mäntynen / フィンランド)

ロウリュ スチール

心地よい夏のサウナ体験が、現代のサウナを好まない古代の守護霊によって思わぬ事態に陥ろうとしている。

ジャンル:コメディ、ホラー、ファンタジー
制作年:2025
上映時間:6分31秒
制作国:フィンランド
監督:Tuomo Mäntynen
撮影、編集:Jouka Konttinen
音響:Johannes Ukkonen
音楽:Samuel Laukkanen
<キャスト>Tuomo Mäntynen & Johannes Ukkonen

監督 Tuomo Mäntynen

フィンランド出身の独立系映画製作者で、主に少ない予算での映画の制作を専門としている。故郷の深い森を舞台にすることが多い。ジャンルは様々だが、「ミニマリスティック・ファンタジー」や「ミニマリスティック・サイエンスフィクション」と呼ばれるものを実験するのを好む。

モリー(Morî)(監督:Yakup Tekin Tangac / トルコ)

モリ スチール

モリに残された父に関する唯一の記録は、父がモリに物語を読む音声だった。ある日、新任の教師がやってきて、モリはその人を見たとき、自分の父親だと思った。このモリの主張は、教師との間に絆を育むことになる。

監督・脚本:Yakup Tekin Tangac
プロデューサー:Yakup Tekin Tangac、Vefa Geylani
撮影監督:Emre Pekçakır
編集:Doruk Kaya (KUDA)、Amir Etminan
音楽:Mustafa Biber
キャスト
Hayrünisa Akbaş
Ozan Çelik
S. Emrah Özdemir
Ömer Şahin
Muhtaber Şeker

Yakup Tekin Tangac

監督 Yakup Tekin Tangac

1980年 アール生まれ。短編映画で主に子供時代、アイデンティティ、帰属意識といったテーマに焦点を当てている。短編映画「Azad」は国内外の多くの映画祭で賞を受賞し、YouTubeでは150万回再生を記録した。EUの市民思考プログラムの支援を受けた新作短編映画「Morî」は、世界で最も権威のある映画祭の一つである第70回オーバーハウゼン国際短編映画祭のメインコンペティション部門でワールドプレミア上映された。Morîの映画祭での旅はこれからも続く。